現場が喜ぶ!難しい数字は不要!「いつもの販売システム」と「お客様情報」をつなげて売上をパッと上げるチェックリスト
今回は、販売管理システム利用の中、売上をアップするためにどうしていくか、
専門用語(IT用語やマーケティング用語)を極力減らし、できるだけ、わかりやすく掲載してみました。
参考の一つになれば幸いです。
販売管理システムを入れて終わっていませんか?
売上アップにつなげる第一歩
検索意図の整理:販売システムを入れた企業が抱える「よくあるお悩み」
「せっかく販売管理システムを入れたのに、毎月の請求書を作るだけのツールになっている」
「売上のデータは貯まっているのに、次にどんな手を打てばいいか分からない」。そんなお悩みをよく耳にします。
実は、今お使いのシステムにある「いつもの売上データ」に、「お客様の情報」を少し掛け合わせるだけで、隠れていた「売上アップのヒント」がハッキリと見えてきます。
現場の目線で見る課題:「あの人しか分からない」と「入力の二度手間」
システムを入れても、現場ではこんな困りごとが起きていませんか?
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●二度手間: 見積をExcelに入力したあと、システムに入力にも同じ数字を打ち込んでいる。
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●情報がバラバラ: 「あのお客様が過去にどんなクレームを言ったか」「どんな好みの社長か」を、担当の営業スタッフの頭の中にしか記憶していない。
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●探すのが大変: 「去年の夏に商品を買ってくれた人」のリストを作るだけで、何時間もかかってしまう。
改善目標の決め方:まずは「どの数字を良くしたいか」をシンプルに決める
いきなり難しい分析をする必要はありません。売上を上げる基本は「お客様の数を増やす」か「1回あたりの買い物額を増やす」のどちらかです。
まずは、「最近ぱったり来ていないお客様に、もう一度買ってもらう(お客様数を増やす)」「いつもの商品と一緒に、別の商品もおすすめする(買い物額を増やす)」など、今のデータですぐにできそうな目標を1つ決めましょう。
現場で使える!今日から試せるシステム活用チェックリスト

必須機能チェック:今のシステム、どこまで使いこなせていますか?
今お使いのシステムで、以下のことが「できているか」を確認してみてください。
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▢パソコンだけでなく、営業担当者が外出先からスマートフォンで「今の在庫数」を確認できるか。
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▢「A社さんは特別に10%オフ」といった特別なルールが、担当者の頭の中だけでなく、システムにきちんと登録されているか。
顧客管理機能チェック:お客様との「思い出ノート」を作れているか
システムに、単なる「会社の名前と住所」だけでなく、生きた情報を残せているかが重要です。
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▢お客様登録情報に備考欄(メモ欄)などで、「担当者の趣味」や「過去の問い合わせ内容」を書き込めるか。
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▢よく買ってくれる「お得意様」と、最近ご無沙汰な「要注意のお客様」を、システム上で簡単にグループ分け(検索)できるか。
データ連携と出力:データをExcelなどで取り出せるか
システムの中だけで数字を見るのが難しければ、データを取り出せばいいのです。「お客様の名前」「商品名」「金額」「日付」などを、
Excel形式でポンッとダウンロードできる機能があるか確認しましょう。これさえできれば、いろいろな工夫ができます。
コストと導入形態の確認:今のシステムのままいくか、新しくするか
もし今のシステムが「古くて動きが遅い」「会社の外から見られない」といった限界にきているなら、インターネット上で見られるクラウド型などシステムへの乗り換えを検討する時期かもしれません。毎月かかる費用と使い勝手を比べてみましょう。
お客様情報×売上データで分かる!簡単な数字の活用法

Excelの簡単な機能を使って、今日からできる作戦です。
必須データ項目:集めるのは「誰が・いつ・何を・いくらで買ったか」だけ
分析の基本は、レシートのような「毎日の売上記録」です。この記録をExcelに書き出し、そこにお客様の「業種」や「地域」などの情報をくっつけるだけで、宝の山になります。
シンプルな数字活用:難しい計算は不要!すぐできる2つの作戦
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ご無沙汰チェック: 「昔はよく買ってくれたのに、ここ半年まったく注文がないお客様」のリストを出します。ここに電話をしたり、ハガキを送ったりするだけで、すぐに売上につながることが多いです。
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ついで買いの提案: 「商品Aを買う人は、商品Bも一緒に買うことが多い」という傾向を見つけます。商品Aだけを買ったお客様に「Bもいかがですか?」とおすすめします。
分析ツールと手順:Excelの次は「自動グラフ化ツール」
最初はExcelの表やグラフで十分です。もし、毎月Excelをまとめる作業が面倒になってきたら、数字を入れるだけで自動でキレイなグラフを作ってくれるツール(ダッシュボードやBIツールと呼ばれます。)を繋げることをおすすめします。
可視化すべき指標と頻度:定期的に「健康診断」をする
「なんとなく最近売上が悪い」ではなく、「お得意様が買い物をしてくれる間隔(日数)」を定期的にチェックします。いつも1ヶ月ごとに買ってくれるお客様が、1ヶ月半経っても注文がない時は、自動的に「要注意!」と分かる仕組みを作っておきましょう。
システムを見直すときのポイント

規模・業種で変わる選定基準:会社の「どうしてもやりたいこと」に合わせる
製造業なら「部品の在庫管理」、アパレルなら「色やサイズ別の管理」、ネットショップなら「お店のレジとの連携」など、自社の業界ならではの機能が使いやすいかどうかが一番のチェックポイントです。
無料・エクセルからの移行時の注意点:「自分だけのExcel」から卒業する
「システムはあるけど、使いにくいから結局Excelでやっている」という会社はとても多いです。ただ、Excelはデータが増えると重くなり、誰かが間違って消してしまう危険もあります。「今までのExcelと全く同じ見た目」にこだわるのをやめ、システムの標準的な使い方に社内のルールを合わせていくのが成功のコツです。
ランキングと一覧を賢く使う:人気ナンバーワンが自社に合うとは限らない
商品の「人気ランキング」の1位が、あなたの会社にピッタリとは限りません。「機能が多すぎて現場が使いこなせない」という失敗がよくあります。まずは「これだけは絶対に譲れない機能」を3つほど絞り、無料のお試し期間があるなら、実際使って、現場の人が「これなら操作できそう!」と思えるものを選びましょう。
運用で失敗しないためのルール作り(ここが一番重要です!)

データの整理整頓:ダブっている名前をお掃除する
システムを上手く使うための大前提は「データがキレイなこと」です。「(株)A社」と「株式会社A社」が別々に登録されていると、正しい売上が計算できません。
また、半角英数カタカナ、全角英数カタカナが混ざっていませんか?
まずは、今あるデータの重複を無くし、名前のルールを統一する「大掃除」から始めましょう。
業務フローと担当者体制の整備:「誰が・いつ・入力するのか」を決める
「営業担当者が帰社した後にメモを入力するのか」「事務スタッフが代わりに入力するのか」。このルールがあいまいだと、データが抜け落ちてしまいます。無理なく続けられる入力ルールをみんなで決めましょう。
セキュリティ・権限設定・保守体制の確認:見せていい人・ダメな人を分ける
お客様の情報は大切な資産です。「営業スタッフは自分の担当するお客様の情報だけ見られる」「アルバイトスタッフは金額を見られない」など、役職や担当に合わせて、安全に情報を見られる「カギ(権限)」を設定しましょう。
運用で効率化する方法:現場が「ラクになった!」と思える工夫を
入力の手間を減らすために、「よく使う文章のひな形(テンプレート)」を用意したり、スマホから簡単に報告できるようにしたりしましょう。
特定のパソコンに詳しい人しか使えない状態(属人化)を防ぐため、簡単なマニュアルを作ることも大切です。
業種別ケーススタディとすぐ使える手順(こんな風に変わります!)

卸売・製造業の改善例:赤字の取引先を見つけて利益を改善
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お悩み: 売上は立っているのに、材料費が上がって利益が手元に残らない。
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解決策: 売上データと仕入れ原価を組み合わせて、「実は利益が出ていない(赤字の)取引先」をパッと見つけられるようにした。
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結果: 勘に頼らず、正確なデータを見せながら値上げの交渉ができるようになった。
アパレルの改善例:お客様の好みに合わせたご案内で売上アップ
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お悩み: 全員に同じダイレクトメール(DM)を送っていて、反応が薄い。
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解決策: 販売データから「夏物に強いお客様」「大きめサイズを買うお客様」をグループ分けし、それぞれが興味を持ちそうなDMだけを送った。
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結果: 無駄なDM代が減り、お店に来てくれる確率がグッと上がった。
今日から始める5つのステップ
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今のシステムから「去年の売上全データ」をExcelにダウンロードしてみる。
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Excelを使って「お客様ごとの売上ランキング」を作る。
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ランキングを見て、最近買ってくれていないお客様を色ペンで塗る。
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なぜ買ってくれていないのか(他社に取られた?担当者が変わった?)を調べてメモする。
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そのお客様に連絡をとり、来月もう一度データを見て結果を確認する。
まとめ:導入後に継続して顧客数字を改善するための運用と次の一手

効果測定とPDCA:やりっぱなしにせず、定期的に振り返る
システムを使ってみたら、毎月月初めに「先月はどうだったか」「次はどうするか」を振り返る時間(PDCAサイクル)を少しだけ作りましょう。小さなルールの積み重ねが、大きな売上の差になります。
現場が続けられる仕組み作り:一番大切なのは「現場の負担を減らすこと」
システム活用の最大の敵は「面倒くさい」です。現場のスタッフが「このシステムのおかげで、報告書を作る時間が減って早く帰れるようになった!」と感じられるような、使いやすい工夫を続けていきましょう。
導入検討の最終チェックリスト:今のデータという「宝の山」を掘り起こそう
「もう今のシステムからExcelでデータを取り出してまとめるのは限界だ!」と思った時が、本格的に新しいツールを検討する良いタイミングです。ですがその前に、まずは今システムの中に眠っている「売上データ」という宝の山を、Excelを使って少しだけ掘り起こしてみませんか?
カシオ楽一シリーズは分析できるBIツールが標準搭載です。
常に分析するものは、分析したい項目(お客様、商品、分類など)・レイアウトは一度設定すると次からは日付など条件するだけです。
また、Excelにも全てのデータ出力が可能です。
販売管理システム×BIツールについてはコラム記事「販売管理システム×BIツール:データ経営でマーケティングを加速させる戦略を考えてみませんか?」を参考。
https://www.sdc-raku1.com/entry4.php?eid=308689
