KPIってご存じですか?
KPIとは1990年代にハーバード大学の教授らによる論文で紹介されたのが始まりとされ、
現代ではその理解は業務の効率化や成果の向上に直結すると言われています。
そこで今回は、KPIの基本的な概念から、設定方法、活用法、さらには成功事例までをご参考までに。
KPIってなに?
KPIとは「重要な業績のものさし」のことです。
正式には「Key Performance Indicator」といいますが、たとえば、マラソンでゴール(42.195km)を目指すとき、「10km地点を何分で通過したか?」をチェックしますよね。仕事ではゴール:年間売上1億円 通過点:月の売上1000万円、新規顧客獲得50社これがKPIのイメージです。
要するに「会社が掲げた目標をきちんと達成できているかを数字で確認するための道具」です。たとえば、
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●営業部門なら「新規のお客様を月に30社獲得」
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●サービス部門なら「お客様アンケートで満足度90%以上」
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●製造部門なら「不良品率1%未満」
といった数字がKPIの一例です。
ゴールにたどり着くために「途中経過を測るチェックポイント」と考えると分かりやすいと思います。
KPIを持つことで、会社全体の動きが明確になります。
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●会社の方向の目線をそろえる
「売上を伸ばす」「顧客満足度を上げる」など、経営層の方針を部門や個人レベルに落とし込めます。 -
●問題を早めに見つける
数字で進捗が見えるので、「このままでは達成できない」というサインに早く気付けます。 -
●改善のヒントになり戦略を見直せる
データに基づいて意思決定ができるので、勘や経験だけに頼らず冷静に判断できます。
こうした仕組みがあると、会社は無駄なく効率よく成長できるとされています。
KPIを決めるときは、次の流れが基本です。
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目標を明確にする
「何を達成したいのか」を具体的にする。(例:売上を増やしたい) -
測れる指標を選ぶ
数字で進捗を確認できるものを選ぶ。(例:新規契約件数、リピート率) -
達成基準を決める
「この数値になれば成功」と線引きをする。(例:月30件の新規契約) -
定期的に見直す
状況が変われば、KPIも調整する。
よく使われるKPI例
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●営 業:新規顧客数、契約更新率、月の売上高
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●サービス:顧客満足度、問い合わせ対応時間
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●製 造:生産効率、不良品率、納期遵守率
これらを追いかけることで、「どこが強みで、どこが弱いのか」が一目で分かり
必要な改善策を講じることが可能になります。
成功するKPIの条件
うまく機能するKPIには共通点があります。
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●具体的で測定可能である
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●現実的に達成できる
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●会社の方針と合っている
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●定期的に見直される
この条件がそろっていると、KPIは単なる数字ではなく「業務を良くするための道しるべ」「成長を導く指針」になります。
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●製造業のケース:
「不良品率」をKPIに設定し、現場改善に取り組んだ結果、コスト削減に成功。 -
●サービス業のケース:
「顧客満足度」をKPIに設定。アンケート結果を改善につなげたところ、リピート率が向上し売上増加。 -
●IT企業のケース:
「プロジェクト納期の遵守率」をKPIに。進捗を見える化することで、顧客からの信頼を獲得し契約が継続。
このように、KPIは業種を問わず“成果を出すための道しるべ”になるはずです。
まとめ
KPIは、企業が持続的に成長するための必須ツールです。
「なんとなく目標を掲げる」から「数字で進捗を管理する」へシフトすることで、経営は格段に強くなります。
KPIを上手に活用すれば、組織全体の動きがそろい、社員のモチベーションも高まり、最終的な成果へつながると思います。
※掲載している情報は、掲載時点のものです。
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また、オプションですが【販売計画システム】というのがあり
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