【重要】2026年6月以降。Windowsパソコンが動かない可能性。
2026年6月以降。まさに今月から、世界中の多くのパソコンで、ある「危険性」が作動する可能性が高まっているのをご存知でしょうか?
これは、ある有効期限が各Windowsパソコンに設定されており、それを過ぎるとトラブルが起こる可能性のことで、長年大切に使っているパソコンや、インターネットに繋がずWindowsの更新を止めているパソコンで、「ある日突然、電源を入れても立ち上がらなくなる」という、とても深刻なことが起きるかもしれないのです。
ただ有効期限を迎えた場合でも、直ちにWindowsOSの起動や機能に影響が生じるものではございません。と公式発表はされています。
今回は、パソコンの難しい仕組みに詳しくない方でも何が起きているのか分かるように、このトラブルの「症状」「原因」「対策」をやさしく解説します。
1. 【症状】ある日突然、パソコンが立ち上がらない!
2026年6月24日(または27日)以降、対策をしていないパソコンを再起動すると、突然以下のような症状が出ることがあります。
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〇黒い画面に英語のエラーが出る: 起動しようとしても真っ黒な画面になり、「Secure Boot Violation(安全確認に失敗しました)」といった英語の警告が出て止まってしまう。
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〇青い画面でフリーズする: Windowsが立ち上がる途中で、突然青い画面(ブルースクリーン)になって〇一部の機器が使えなくなる: パソコン自体は立ち上がっても、「デジタル署名(安全の証明)が確認できません」といったエラーが出て、特定の部品や繋いでいる機器が動かなくなる。
⚠️ 危険度セルフチェック表
あなたの使っているパソコンや環境に、以下の項目は当てはまりませんか? 1つでもチェックがつけば、早急な確認と対策が必要です。
| チェック | こんな環境・使い方は要注意! | 危険な理由 |
| [ ] | 2018年以前に買った古いパソコンを使っている | パソコンを作ったメーカーから「修正プログラム」が提供されず、直せない可能性が高いです。 |
| [ ] | 長期間、Windowsの更新(アップデート)を止めている | 新しい「安全の証明書」がパソコンに入っていないため、エラーが起きます。 |
| [ ] | インターネットに繋がっていないパソコンがある | 工場や研究室などでネットから切り離されていると、自動で更新されず放置されがちです。 |
| [ ] | とても古いバックアップソフトや暗号化ソフトを使っている | 古いソフトが「危険なもの」と勘違いされて、パソコンの起動を邪魔してしまいます。 |
| [ ] | 何年も前に作った「回復ドライブ(USB)」を保管している | いざという時に直すためのUSBメモリの中身が古すぎて、今はもう使えなくなっています。 |
2. 【原因】なぜこんなことが起きるの?
一言でいうと、パソコンの中にある「安全確認のための身分証明書」の有効期限が切れてしまうからです。専門用語が絡む3つの理由を、分かりやすく例えて解説します。
① 「2011年に作られた身分証明書」が寿命を迎えるから
パソコンの中には、「怪しいプログラムが動かないように見張る警備員(セキュアブートというもの)」がいます。この警備員は、プログラムが安全かどうかを「身分証明書」を見て判断します。
実は、世界中の多くのパソコンには2011年に作られた身分証明書が組み込まれているのですが、これには「15年」という有効期限があり、それがまさに2026年6月に一斉に切れてしまうのです。期限切れの証明書を見せられた警備員は「怪しい!」と判断し、パソコンを止めてしまいます。
② 「新しい証明書」と「古い証明書」の食い違いが起きるから
Microsoft(Windowsを作っている会社)は、この期限切れに備えて「新しい身分証明書」を配り始めていました。しかし、「Windowsは新しくなったのに、パソコン本体(機械側)が古いまま」といったチグハグな状態になると、警備員が混乱してしまい、結果的にエラーで止まってしまいます。
③ セキュリティを厳しくしたことで、古いものが弾かれるから
最近は悪いウイルス(パソコンを乗っ取るようなもの)が増えているため、Windowsは「古くて安全が確認できないプログラム」を強制的に立ち入り禁止にするリスト(失効リスト)を配っています。これにより、対策されていない古いソフトが「悪いウイルスだ」と勘違いされ、一緒にパソコンから締め出されてしまうのです。
補足:Windows 10の延長サポートを利用している方へ
お金を払ってWindows 10を安全に使い続けるサービス(ESU)を利用していても、パソコン本体の身分証明書が古いままだと、容赦なくこのトラブルは起きてしまいます。
3. 【対策】もしもの時の直し方と、事前の備え
もしパソコンが立ち上がらなくなってしまった場合の「緊急の直し方」と、今からできる「予防のやり方」の情報です。
ただ、必ずこれで完璧対応とは言い切れませんので、ご参考までに。
※少し難しい設定画面を開く話なので、実際やるときには必ずパソコンに詳しい人と相談してくださいね。
すでに立ち上がらなくなってしまった場合の「緊急復旧」
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見張り(警備員)を一時的にお休みさせる
パソコンの電源を入れた直後、「F2」や「Delete」キーなど(パソコンの種類によってキーが違います。)をトントンと連打して、パソコンの根本の設定画面(BIOS/UEFI画面)を開きます。「Security(セキュリティ)」などの項目から「Secure Boot(セキュアブート)」を探し、「Disabled(無効)」に変更して保存・再起動します。これでひとまずWindowsが立ち上がります。
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Windows Updateで最新の状態にする
Windowsが立ち上がったら、「設定」の「Windows Update」を開き、手動で更新します。「オプションの更新プログラム」という項目の中にあるプログラムもすべてインストールして、再起動します。これで新しい身分証明書が届きます。
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証明書をリセットして、見張りを再開させる
もう一度最初の設定画面(BIOS/UEFI画面)を開きます。「Secure Boot」の項目内にある、キーのクリア(Clear)と初期化(Restore Factory Keys)というような名前のボタンを押して、古い証明書を消して新しいものをセットします。最後に「Secure Boot」を「Enabled(有効)」に戻して完了です!
まだ普通に動いている場合の「事前の備え」
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〇今の状態を確認する:
「PowerShell(パワーシェル)」というツールを管理者として開き、
Confirm-SecureBootUEFIと入力してEnterを押します。「True」と出れば、見張り機能はちゃんとオンになっています。 -
〇会社や組織のパソコンの場合:
会社で一括管理していて自動更新が止まっている場合は、管理者に相談して手動で更新してもらいましょう。
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〇古いパソコンの場合
自動で証明書が更新されない古いパソコンは、パソコンメーカー(NECや富士通、DELLなど)のホームページから、「BIOS(バイオス)のアップデート」というものを自分でダウンロードして入れる必要があります。(※作業中に絶対に電源を切らないよう注意が必要です!)
4. 【予防策】今後も安心して使うための4つのルール
今回のような「期限切れのトラブル」で慌てないために、日頃から守っておきたいルールです。
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パソコンの根本の更新(ファームウェア更新)を止めない:
Windows Updateと一緒にパソコン本体の機能も更新される設定(UEFI Capsule Updateといいます。)を、無理やり止めないようにしましょう。
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ネットに繋がっていないパソコンも、年に数回はお手入れを:
工場や研究室にあるオフラインのパソコンも放置せず、最低でも年1〜2回はUSBメモリなどを使って手動で最新の状態に更新するルールを作りましょう。
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2018年より前の古いパソコンは、買い替えを検討する:
あまりにも古いパソコンは、メーカー側で今回のトラブルを直すプログラムを作ってくれない可能性が高いです。無理に使い続けず、新しいWindows 11のパソコンに買い替えることを強くおすすめします。
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「回復ドライブ(いざという時の復旧するためのUSB)」は定期的に作り直す:
パソコンが壊れた時に直すためのUSBメモリは、何年も前のものを使い回さないでください。中のデータが古いままだと今回のように弾かれてしまうので、最新のパソコンの状態で定期的に新しく作り直しましょう。
まとめ
2026年6月以降の「証明書の有効期限切れ」は、放置していると確実にやってくるトラブルです。ある日突然パソコンが使えなくなって慌てないために、ぜひ今のうちにセルフチェックとWindows購入した販売店などに相談など対策を行ってみてくださいね。
※掲載している情報は、掲載時点のものです。
カシオ楽一専用機をお使いのユーザー様へ
(対象機種:WG2/WG3/WG4/VGサーバーV2/VGサーバーV3/VGサーバーV4)
※調査、検証中のため対象機種が変わる可能性がございます。
※それ以外の機種は対象となりませんのでご注意ください。
結論からいいますと、古い証明書のままで新しい証明書を受け取っていないPCでも引き続き正常に起動し動作します。ですので、あわてず弊社からのご連絡お待ちください。
なお、サーバー機種お使いで、2台目、3台目と使用している、会社のパソコンに関しては購入した販売店などにお問い合わせください。
以下メーカー カシオヒューマンシステムズ株式会社様の案内文書(抜粋)を掲載いたします。
楽一シリーズ セキュアブート証明書 有効期限切れについて
この度、Microsoft社より公開されている「セキュアブート証明書の有効期限」ついてご案内いたします。Microsoft社が提供する「セキュアブート証明書」が、2026年6月24日から10月にかけて、順次有効期限を迎えます。有効期限を迎えた場合でも、直ちにWindowsOSの起動や機能に影響が生じるものではございません。と公式発表されております。
弊社では、実機での検証を重ねており、また、採用PCメーカーと協議しPCメーカーの対応方針も踏まえ、楽一への対応を準備しております。
ご利用中のお客様にはご心配をお掛けいたしますが、対応方法については改めてご案内させていただきますので、ご理解とご協力の程お願い申し上げます。
(1)セキュアブート(SecureBoot)とは
セキュアブートは、PCの起動時にOSやドライバーが信頼できるものかをチェックする機能です。このチェックには、Microsoft社が発行するデジタル署名(証明書)が使われております。
※Microsoft社公開情報
Windows セキュア ブート証明書の有効期限と CA 更新プログラム -Microsoft サポート
(2)有効期限が切れる影響
古い証明書のままで新しい証明書を受け取っていないPCでも引き続き正常に起動し動作します。
Windows更新プログラムは引き続き提供されインストールできますが、新しい証明書を使用したセキュリティ保護を受け取れなくなります。
※今まで通りセキュリティソフト「WithSecure」は有効に動作し続け、セキュリティの脅威に晒されることはありません。
(3)有効期限が切れる対象機種
WG2/WG3/WG4/VGサーバーV2/VGサーバーV3/VGサーバーV4
※調査、検証中のため対象機種が変わる可能性がございます。
※今後の対応について
6月24日以降、対象機種の楽一が起動しなくなることはありません。
お客様ごとの事情を鑑み、セキュアブート証明書を更新する手順書を作成し、
2026年7月を目途にご案内を予定しています。