約束手形の廃止について今後の対応検討されていますか?
〇カシオ楽一シリーズは電子債権対応になりました。※最新バージョン
入金伝票および支払伝票の取引区分に「電子債権」を追加し、請求書や元帳、管理表などの後方処理や受取手形管理で「電子債権」の金額が分かるように対応しました。
また、支払伝票で「手形」「電子債権」に対して期日の入力を行い、受取手形管理と同じように支払手形管理が出来るように対応しました。
| 入金伝票入力以外の対応 請求書印刷:「電子債権入金金額」を追加しました。 取引区分別売上管理表(掛売上、現金売上、入金などの集計表):「電子債権」を追加しました。 得意先別担当者別入金管理表:各レベルに「電子債権入金金額」を追加しました。 受取手形決済処理:手形種別を追加し「全て」「手形」「電子債権」の指定を可能としました。 受取手形残高登録:手形種別を追加し「手形」「電子債権」の指定を可能としました。 期日別受取手形一覧表:手形種別を追加し「手形」「電子債権」を分かるようにしました。 ※仕入買掛管理システムも同様仕様となります。 |
※カシオ楽一シリーズご利用のお客様で、
対応ご希望の場合、弊社担当者までご相談ください。
電子債権について
現在、日本政府と金融業界は、2026年度末(2027年3月末)を目処に、紙の約束手形の利用を原則として廃止する方向で進んでいます。
廃止の主な理由
受取側の資金繰りの悪化
約束手形は、支払期日までの期間が長く、受取側が資金を回収するまでに時間を要するため、特に中小企業の資金繰りを圧迫する要因となっていました。
事務コストとリスク
紙の手形の作成、交付、保管、管理には手間とコストがかかり、紛失や盗難のリスクも伴います。
時代の流れ
デジタル化が進む現代において、紙ベースの手形は非効率であり、電子的な決済手段への移行が求められています。
不渡りのリスク
発行者の支払い不能による不渡りのリスクが存在します。
廃止による影響と対策
受取側のメリット
資金繰りの改善
支払いが現金振込などに切り替わることで、入金までの期間が短縮され、資金繰りが安定します。
事務負担の軽減
手形の管理や取立といった事務作業が不要になります。
割引料の負担軽減
手形割引を利用する必要がなくなり、満額での資金回収が可能になります。
支払側の影響
資金繰りの見直し
支払い期日までに現金を用意する必要があるため、資金繰りの計画が重要になります。
代替手段への移行
約束手形に代わる決済手段への移行が必要です。
代替手段
約束手形の廃止に向けて、以下の代替手段の利用が推奨されています。
①電子記録債権(でんさい): ネットワーク上で債権情報を電子的に記録・管理するシステムです。分割譲渡や担保設定も可能で、手形のデメリットを解消する手段として期待されています。
②銀行振込: インターネットバンキングなどを活用した振込による決済。
③ファクタリング: 売掛金を期日前に現金化するサービス。手形割引を利用していた企業にとって、資金調達の代替手段となります。
今後のスケジュール(金融機関)
金融機関によってスケジュールは異なりますが、一般的に以下のような流れで進んでいます。
手形帳の新規発行停止: 既に多くの金融機関で新規発行を停止しています。
手形の振出期限: 2026年9月末頃に設定されていることが多いです。
手形の取立受付終了: 2027年3月末頃に設定されていることが多いです。
企業が取るべき対応
代替手段の検討と導入
自社の取引状況や資金繰りに合った代替手段を早めに検討し、導入を進める必要があります。
取引先との協議
取引先と支払い方法の変更について協議し、合意を得る必要があります。
業務プロセスの見直し:
支払い・受け取りに関する業務プロセスを、新たな決済手段に対応するように見直す必要があります。
約束手形の廃止は、企業の決済方法に大きな変化をもたらします。早めに情報を収集し、適切な対応を進めることが重要です。
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